大迫純一・著、BUNBUN・イラスト、GA文庫。
12月21日(木)読了。
黒のポリフォニカ第三弾。今回はこれまで2作とは異なるタイプのホラーっぽい内容でしょうか? でも、こういったのも良いです。別に倒叙にこだわる必要ないですしね。まぁ、別のもっともっと有名な某定番パターンだったりするんですが、それは読んでのお楽しみ。

今回は事件の関係者が大学生のグループなんですが、その人間関係なんか見ていると、ちょっと有栖川有栖の学生サイドを思い出しました。どれも魅力的なキャラでこれで終わりなのはもったいないぐらい。特にカッコイイデブがよかったです。それぞれにキチンとドラマがあって、凄い充実した御華詩でした。

ネタバレ避けて内容書いてませんが、別のところではマナガとマティアの絆もより強く描かれていて、その上で、大学生グループと接することでマティアが変わろうとしてたり、そんなところも一つの見所ですね。

更に、あとがきでキネティック・ノベル版の発売が公表されていて嬉しい限り。マナガの声は誰だろう? ってのが一番気になるところ。それと、あとがきを読んでやっぱり「繋がった」って言うのがオチなんでしょうか?

とまぁ、内容に余り触れずにグダグダ書いたところで次は『ネクラ少女は黒魔法で恋をする3』です。