竹宮ゆゆこ・著、ヤス・イラスト、電撃文庫。
12月11日(木)読了。

大騒ぎの生徒会長選挙も終わって2週間が過ぎた。
冬は深まり、街はクリスマスの色に染まり始める。
クリスマスが大好きだという大河は突然「いいこになる!」と宣言し、その言葉を守り始める。
そんなある日、新生徒会長となった北村は二学期の最後に生徒会主導のクリスマスパーティーを企画を発表した。
その企画に学校中が盛り上がり、竜児と大河、そして亜美は実行委員として準備に参加する中、実乃梨だけはその輪から外れていた。
部活でミスをしたことを気に病んで、落ち込む彼女を励ますためにも、どうにかそのパーティーに実乃梨を呼びたい竜児だったが……

ああ、解らないのは自分の気持ち。
前の巻から雰囲気が変わりつつありましたが、今回はちょっと重めな御華詩でした。
大切なモノを守る為に大切な想いを捨てなければならなくて。両立しない、幸せの形。
ある意味、これまでのツケが一気に噴出した、そんな内容でしたね。亜美の予言通りに。
前の巻とこの巻で、シリーズの根底の部分が揺らぎ、そして新たに始まった感があります。

そんな訳で益々先が気になるので引き続き『とらドラ! 8』です。

とらドラ!〈7〉 (電撃文庫)

竹宮 ゆゆこ
出版社:アスキーメディアワークス
発売日: 2008-04-10