竹宮ゆゆこ・著、ヤス・イラスト、電撃文庫。
12月12日(金)読了。

クリスマスイブの一大事件、その後のインフルエンザと散々な年末年始を過ごした竜児。
泰子の手伝いで入院中の面倒は見てくれていたモノの、自立宣言をして竜児の家を訪れることが無くなった大河。
憂鬱な気持ちで新学期を迎えた竜児を逃げるなと大河は叱咤する。
チャンスはある。
そう高校二年の一大イベント、修学旅行。
そこが、竜児が実乃梨の思いを確かめる最後のチャンスだと……

なんでしょうねぇ。若く青臭いなりに、目の前の事態に対応しようともがき苦しむ少年少女の御華詩、ですかねぇ。前巻で完全に事態は一つ進んでいましたが、そこで噴出したモノをぶつけ合うのが今回の内容ですな。気付いていないのは自分だけ。我が身の鈍さ残酷さに遂に気付いてどう動くのか? 物語は一つの核心に触れましたねぇ。既刊はあと一冊ですが、その先が気になって仕方なくなることが予測されます。

そんな訳で次は『とらドラ! 9』です。

とらドラ!〈8〉 (電撃文庫)

竹宮 ゆゆこ
出版社:アスキーメディアワークス
発売日: 2008-08-10