アサウラ・著、柴乃櫂人・イラスト、集英社スーパーダッシュ文庫。
12月17日(土)未明読了。
修学旅行から帰った槍水先輩を待っていたのは、旅行をうらやましがる茉莉花だった。
そのおねだりによって、旅行に行くことになったHP同好会の面々。
白梅の伝で格安の宿を提供して貰えることになったものの、日程的に著莪が参加できず置いてけぼりに。
そんな中、旅の道中の電車内で佐藤は『あの男』と再会する。
トイレの狭い個室の中、体格のいい彼に壁に押しつけられた佐藤の運命やいかに……

とまぁ、白粉が大喜びしそうな前半と、著莪の日常と内心が語られる最後の短編が印象的でありました。また、番外として前巻から登場した烏頭先輩も交えたHP部の過去やら、あせびメインの話やら、男子寮の面々の話やら盛り沢山で贅沢な逸品ですな。
なんか、段々と白梅がヒロインの一人になって来てる気がしますが攻略=死亡フラグという凶悪設定なんでそれが抑止力か。でもまぁ、今回は前巻で出番の少なかった著莪のターン。彼女が完全にメインヒロインとなっていましたねぇ。で、白粉は既にブレーキが完全に壊れたまま突っ走ってるんでそれはそれで頑張って貰いたい。彼女が趣味に走るとき、眼鏡が装着される!

と、なんだかグダグダですが存分に楽しみました。まさか、ここまで嵌るとは思わずに既刊読破。数日後に8巻出ますが出たら直ぐ読みます。

といったところで次は『双子と幼なじみの四人殺し』です。また、6/13ですな。