緋月薙・著、三嶋くろね・イラスト、ＨＪ文庫。
４月１９日（土）読了。
人と魔族の橋渡しとして、政略結婚をさせられることになった勇者の末裔和希と、魔王女リア。とはいえ、そんなのは抜きにしてお互いすっかり惹かれ合ってイチャラブな日々を送っていた。
そこへ和希の父からもたらされた一つの依頼。それは、神狼の子を守ることだった。
実戦経験を積むために、早速やってきた神狼を狙う刺客と相対する和希だったが……
どのヒロインを選ぶかとかそういうの抜きで初っ端から相手がしっかり決まっていて激甘な展開を見せるシリーズ二巻。取りあえず、胸焼けしそうな甘みですが、それが持ち味。
今回は、和希とリアの成長の物語と読み取れますが、なんというか、その結果として得た力が順当と言えば順当なのですが、早々にそこを明かしてしまうところがまぁ、いいですな。一方でイスカにも変化があるのやらないのやら。
また、中二というか残念な能力の日本語表記のセンスがよいですな。つか、親父が徹底しすぎ。まぁ、こういうキャラが溶け込んでしまえる世界観は優しくていい。いや、色々台無しともいいますが(;^^)
ともあれ、なにやら動きがありそうなので次も楽しみにしたいと思います。
てなところで次は痴的眼鏡っ娘が活躍する『スクールライブ・オンライン３』です。
