すかぢ・著、狗神煌・イラスト、GA文庫。
5月4日(木)読了。

天球儀《アーミラリースフィア》ゲームによる覇権争い。
ネテスハイム勢力は、不老不死に繋がる力を持つ姫君を守りながらの戦いを余儀なくされる。
それは、単に敵対勢力を退けるだけでなく、獅子身中の虫にさえ気を使うべき状況だ。
姫君の守り手は最下層の学園に通うゼロ級の守護者。
普段は、一見すると平和な学園生活を送っていたのだが、ゲーム開始の途端……

前巻が説明的で少々くどかったのですが、そのお陰もあって後続はすんなり読めますねぇ。
また、1巻の大ネタは丁寧に旨く積み上げたられていたからこそミステリ読みとしては驚きは余りなかったりしたんですが、今回は戦略的なバトル者として抜群に面白くなってますな。
陰キャを演じているといいつつ部分的にはそのままだったり、緊迫した場面でも息抜きがあるバランスもいいですねぇ。
とはいえ、前巻で匂わせていた状況に早くもなってたりして、次も楽しみです。

てなところで、次は『落第騎士の英雄譚《キャバルリィ》14』です。

幼女さまとゼロ級守護者さま2 (GA文庫)

すかぢ
出版社:SBクリエイティブ
発売日: 2018-04-11