初美陽一・著、さくらねこ・イラスト、GA文庫。
5月3日(木)読了。

朱里、姫子、真理亜、アデルから想いを告げられ、ようやく彼女たちの想いを認識した悠馬。
彼は、大切な仲間達を女の子と意識し始めて混乱するが、彼女たちは開き直って攻勢に出る。
果たして、悠馬は誰を選ぶのか?
否。
誰が、悠馬を手にするのか?
これは、少女達の戦いの物語……かもしれない。

約五年越しで最終巻読了!
流石にこれだけ時間が経つと時代の流れを感じたりもしつつ、当時のハレコメ定番のオチにいい感じに持っていきましたねぇ。
何より、朱里が大活躍しているのがとてもよい。作中で語られる通り、一番成長して変わったのは彼女ですよねぇ。まぁ、暴走に歯止めがなくなってきてるとも言わない気がしないでもないですが、これだけ優等生委員長キャラが大暴れしてくれるのも心地良い。
とはいえ、舎弟ならぬ『舎妹』としてメインヒロイン的なようでずれた位置にいた姫子が、これまで通りにいいとこをかっさらってる気もしますが。
色々無理矢理にでも決着を付け、勘違いした『フリョー』という概念を逆手に取ったような落としどころになっていたのも心地良い。
他にも終盤だけ読めてない作品があるので、また折りを見て読んでいこうと思います。

てなところで、次は『幼女さまとゼロ級守護者さま2』です。

優等生以上、フリョー未満な俺ら。7 (GA文庫)

初美 陽一
出版社:SBクリエイティブ
発売日: 2013-09-12