森見登美彦・著、くまおり純・イラスト、角川文庫。 9月21日(金)読了。

小学四年生のアオヤマ君は研究熱心だ。
身近な様々なことをノートに纏めている。
そんな彼の住む街で、不思議なことが起こった。
海のない内陸地。気候も特に寒くない。
なのに、通学路にペンギンがいたのだ。
当然、彼はペンギンについて研究を始める。
しかし、アオヤマ君の研究は、予期しないところに繋がって……

映画がよかったので原作をという感じで。うん、子供の視点で描かれたSF的なもの。
素朴な疑問。分析。研究。
科学的手法を幼いながらも駆使して辿り着いた結論が、また、いいですね。
形のないもの。名前の解らないもの。
その正体を知ったとき、彼は少し大人に近づいたのでしょうな。

てなところで、次は『29とJK5~消えない模様~』です。

ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)

森見 登美彦
出版社:KADOKAWA / 角川書店
発売日: 2012-12-25