田中芳樹・著、加藤直之・イラスト、徳間書店。 9月28日(金)読了。
帝国の同盟への侵攻がついに始まった。
同盟の脅威はやン・ウェンリーのみ。
だが、圧倒的優位にあってもラインハルトは油断なく最善の作戦を以て待ち受ける。
一方のヤンは、乏しい戦力をやりくりしつつ、ラインハルトへと立ち向かい……
半分の折り返し点ということで、全体的にひと段落、といった趣ですな。
帝国と同盟の戦いは、二転三転しながら最後の最後でアレというのがとてもよい展開。
今まで微妙に活躍しきれなかったミュラーが大殊勲上げてたり、一方で、これまで主要な位置にいた人間が戦死してしまったり。
ヤンもラインハルトも神ならぬ人としてもがきながら道を歩んでいるところに、次から本格的に地球教も絡んできそうで楽しみです。
てなところで、次はまだ手元にないので『29とJK5~消えない模様~』読みます。