裕時悠示・著、Yan-Yam・イラスト、GA文庫。
9月28日(金)読了。
脇の甘さから、敵に絶好の口実を与えた鋭二はCEOに解雇を言い渡される。
だが、まだ終わっていない。
リストラは業績回復の手段。
処分が確定するまでに、別の業績回復の手段を示せば逆転の目はある。
敗者を自覚しながらも、仲間を守るために鋭二は奔走し……
第一部、完! という感じで、これまでの因縁を綺麗に片づけていきましたねぇ。
いや、わだかまりが残るのも含めて、ですがね。
保身やなんだで目的を見失いがちな企業にあって、目的を明確にして問題に立ち向かうのは、とても尊いことですな。
色々と考えさせられるというか、こうありたいというか、そういうことを思い出させてくれる素敵な物語でありまする。
てなところで、次は『戦闘員、派遣します!』です。