蝸牛くも・著、lack・イラスト、GAノベル。 10月20日(日)読了。

大陸に溢れ出した【死】。その根源たる【死の迷宮《ダンジョン・オブ・ザ・デッド》】。 多くの冒険者が、挑み、【死】を与えてきた場所である。 ともあれ、冒険には対価がある。 【死】の根源に立ち向かうという目的ではなく、ダンジョンで手に入る宝を求める者も多い。 そこに、一組の一党《パーティ》が登場する。

東のこしらえの戦士。その従姉の魔法使い。半森人の斥候。 槍使いの女戦士。目の不自由な女司教。そして、蟲人の僧侶。

彼らは、本来の目的であるダンジョンの深奥を目指し……

ワイヤーフレームのダンジョンを旅して、玄室に入って宝箱を手に入れて、不確定なアイテムを鑑定したりする御華詩。 うん、なんだ、あれだ。灰と青春は隣り合わせな感じ。 「君は~」という二人称文体なので、本当に、ゲームのシナリオを読んでいるような感覚なのも面白い。 上巻ということで、話はまだまだ発端に過ぎないようですが、続きも楽しみです。 あと、ダンジョンを探索して宝箱からアイテムを手に入れて強くなっていくようなゲームがプレイしたくなったものの、『リルガミンサーガ』は中々手には入らない。 という訳で、『新釈・剣の街の異邦人~黒の迷宮~』で気分を味わったり。まぁ、オマージュのある作品ですからね。

てなところで、次は『ゴブリンスレイヤー11』です。