水野良・著、左・イラスト、角川スニーカー文庫。 10月29日(月)読了。

ロードスの騎士によりロードスの平和が守られた後。 諸王は不戦を誓う宝冠を抱き、千年の平和を期した。 だが、それから百年後。 強大な武力を持ったフレイム王ディアスは野心を抱き、宝冠をいただくことを拒否した。 かくして、再びロードスに戦争の日々が始まる……

かの英雄たちの子孫が織り成す、正当なるロードス島の続編ですな。 今回は、マーモ中心というのがいいですねぇ。王族がバラバラになってそれぞれに活躍する展開がとても楽しい。 そんな国を築いたスパーク君、本当立派になって……とか思ってるのに、不意打ちで登場するあの王としての二つ名。誰だよ、あんなの歴史に残したの……いや、残るか。スパーク君の代名詞ですからね。 とまぁ、懐かしい要素もありつつ、百年の時を経た完全に新たなロードス島の物語をまさか令和になって読めるとは。これこそ、ロードスの令和……

ともあれ、続きがすげぇ楽しみです。

てなところで、次は『クトゥルーはAIの夢をみるか?』です。