宮澤伊織・著、shirakaba・イラスト、ハヤカワ文庫。
3月26日(金)読了。

大学三年生になった空魚は困っていた。
見知らぬ人が、まるで知り合いのように接してくるのだ。
元々人付き合いは苦手だ。
どうしてこんなことになったのか……

今回はサブタイトルの『寺生まれのTさん』をメインにした全体で一本の長編ですな。
空魚と鳥子の関係に一石を投じつつ、他のキャラとのあれこれも少し掘り下がりましたかねぇ。
小桜は、ご愁傷様というかなんというか、もうこういう役回りが板に付いてますな。
長編として大きな物語が動いた印象ですが、これがあれで……続きが楽しみですねぇ。

てなところで次は『貴サークルは“救世主”に配置されました』です。