岩柄イズカ・著、咲良ゆき・イラスト、GA文庫。
12月10日(月)読了。
第十回GA文庫大賞優秀賞受賞作。

かつて人間の世に舞い降りた災厄。
大樹と育ったそれは瘴気をまき散らし、人を魔獣へと変えていった。
人類の必死の抵抗の末、最強の魔法使いアルカ=ニーベルクが魔樹を異世界に封じることに成功する。
だがそれは、彼がともに異世界に篭り、封印を維持するという自己犠牲の大魔法だった。
千年を孤独で過ごしたある日、封印に綻びが生じ彼は元の世界へと帰る。
魔獣が復活した彼にとっての未来の世界で。 一人の少女と出会いがあった……

ド王道で懐かしささえ感じる御華詩ですな。
遠い未来の世界という形で異世界転生的な要素を含めつつ、往年のファンタジーを思い出させる大魔法使い無双。
個人的には少々残念というか興醒めでもあるラストだったのですが、ここが現代的なところなのでしょうな。
その上で、期待していた展開にはなってますしね。
続きそうなので、ここからどう展開させるか楽しみにしたいところ。

てなところで、次は『どらごんコンチェルト!』です。

最果ての魔法使い (GA文庫)

岩柄 イズカ
出版社:SBクリエイティブ
発売日: 2018-11-13