鎌池和馬・著、灰村キヨタカ・イラスト、電撃文庫。
12月28日(火)、カフェメイリッシュにて読了。
このシリーズも四冊目。1巻から1年経ってないということなのでいいペースで出てますねぇ。前巻も妹新記録で無茶してましたが、今巻も大掛かりな御華詩でした。正直、若干登場人物の行動に違和感を覚えるところとか進行が強引なとことかありましたけど、無茶があるだけに台詞に力が籠もったりしてるのでよしとします。色々パクリだのなんだの突っ込まれてたのをネット上で見かけましたが、その外し方のスケールが違うのはこの著者の持ち味だと思います。前述の通り、若干というかそれなりの矛盾はらんでたりはしましたが(;^^) 結構真面目に魔術というかオカルトと向き合ってる作品なんで考証とかが色々出てくるのが楽しいです。何よりこの巻で個人的に気に入ったのはとある人物(ネタバレるので誰かは伏せます)の呪文詠唱。まぁ、厳かな風の呪文詠唱に、口語体でその訳がついてるってパターンなんですが、面白いです。呪文マニアとしてはこういう表現には惹かれるものがありました。
てな訳で、この刺激を受けて、夕食後はホテルで Lylical♪Magical の続きを書きますです。