筒井康隆・著、貞本義行・イラスト、角川文庫。
8月3日(木)、読了。
アニメ映画が余りにも素晴らしかったので劇場で購入して一気読みです。『かのこん4』は次です。

感想としては正統なジュブナイルですね。というか、もう40年も前の作品というので時代を感じつつも、普遍的なモノがあるというか。因みに表題作『時をかける少女』以外にも『悪夢の真相』『果てしなき多元宇宙』という短編も収録されているのですが、どれも古くて新しいというか、勉強になりました。ちょっと登場人物のお行儀が良すぎる印象もありますが、SFとしての普遍的な部分は抑えられていますね。
『時をかける少女』と言えば、私の世代ならやはり原田知世版を思い出すかと思うのですが、確かに過去も未来も星座も越えて現代に甦っていますね。映画を観て、先ず『ラベンダー』というキーワードを探してしまった自分がいましたから。愛は輝く船なのですね。っと小説と関係ない話から戻すと、実は『果てしなき多元宇宙』が結構ツボったり。こちらも『時をかける少女』と同程度の普遍性を持つ作品に感じました。

とまぁ、そんなところで、ゆよんゆやよんな小説に戻ります。