上月雨音・著、東条さかな・イラスト、富士見ミステリー文庫。
4月25日(金)読了。

支倉志乃の母親の仕事の関係でパーティーに出席することとなった『僕』。
偶然居合わせた鴻池先輩と共に、またしても事件に見舞われることとなる。
普通の小学生であって欲しいと願う『僕』の願いとは裏腹に、又しても志乃はその事件に深く関わり……

うむ、いいミステリです。そうですねぇ。こういう文法こそが我が歓びにして喜悦。
正統派な感じで心地よいですねぇ。
今回のテーマは『人生』。微妙な立ち位置の割りに平穏に暮らす我が身には色々と考えさせられる内容でした。
そして、更には鴻池先輩についても色々と深められてよい感じ。う~ん、このシリーズの向かう先が非常に愉しみです。

とまぁ、ミステリなので内容に触れるのは無粋なのでぼかしたところで次は『生徒会の二心』です。

SHI‐NO―シノ 夢の最果て (富士見ミステリー文庫)

上月 雨音
出版社:富士見書房
発売日: 2008-03-08