鎌池和馬・著、灰村キヨタカ・イラスト、電撃文庫。
8月9日(日)読了。
インデックスのイギリス清教本部への召喚に付き添ってロンドンを訪れた当麻。
だが、彼を待ち受けていたのはイギリス全土を揺るがす『騎士派』によるクーデターだった!
クーデターを阻止すべく、多数の勢力が立ち上がる中、一人の傭兵もまた、静かに戦線に加わっていた。
インデックスを救うべく駆けつけた上条は、その傭兵と出会うことになる。
その見知った姿に、上条は驚愕するが……
英国王室編完結!
いやぁ、もう熱いですねぇ。絶体絶命というか『天使堕ろし』さえ凌駕する勢いの絶望的な戦力差でしたが、それをどうひっくる返すか? その過程が非常に痛快でした。『傭兵』と『騎士団長』の渋いやり取りとかもいい味を出していました。というか、この『傭兵』は今後も大きく関わってきそうで彼の活躍も楽しみです。
……しかし、今の日本のこの情勢の中でこの御華詩は何かの暗示ですかねぇ。
あ、あとやっぱり聖人にして女教皇な人は弄られまくりますねぇ…… そして密かに対抗意識を持ち始める五和。天草式は面白い集団です。
まぁ、やっぱり世界がひっくり返るような事態になってきたのでここから物語がどう動くのか? 続きを楽しみにしたいと思います。
とまぁ、そんなところで次は『耳刈ネルリと奪われた七人の花婿』です。