三原みつき・著、 REI ・イラスト、 MF 文庫 J 。
11月12日(金)読了。
阿部春明は安倍晴明の末裔で陰陽師を自称していた。
そんな彼が、クラスメートのかおるに説教をされた後の帰り、全く周りと交流しようとしない詩絵を見掛ける。
気になって追いかけた所、彼女の大きな秘密を知ることとなる。
その結果、詩絵との距離が急速に縮まることになって……
これは、陰陽師の面白い解釈ですねぇ。一見無茶苦茶なようで、冷静に考えればあながち間違っていない、この着眼点はいいですな。その結果として『嘘』というものが人間にとってどういう意味を持つのか? そんな観点から展開するラブコメですかねぇ。一方では異質なものの対立という構図も秘めていてそこは前作とも共通する部分ですね。今回でようやく人間関係がスタートラインに着いたような感じなんで次に期待です。
てなところで次は『図書館迷宮と断章の姫君2』です。