海空りく・著、純珪一・イラスト、GA文庫。
2月17日(木)読了。

善意から始まり、一人の少女の心に踏み込んだことから魔術の世界に関わった大和。
魔術師である少女に拉致されての大冒険を終えてようやく恋しい我が家に辿り着こうかというとき、彼は一人の少女が倒れているのを発見する。
傷ついた少女をそのままにしておくことも出来ず、やはり彼はその少女を救うのだった。
こうして、今度はその少女、結城ニアの物語に、彼は関わることとなり……

新キャラ投入しつつ話の骨子も見えて来た第二弾。
ラノベらしいというか、伝記物として手堅く安定感のある御華詩でありました。特に、今回のニアのドラマは中々にいい具合でしたねぇ。静馬もキッチリ活躍しつつ、大和は相変わらず熱苦しく。
そうして今回のラストで何かしらの示唆がありましたが、ここから今まで物語に関わらなかった人達も関わってきそうな雰囲気ですな。大きな世界の動きみたいなのは既に仄めかされているので、そこにどう絡んでいくのか続きを楽しみにしたいと思います。

てなところで次は『灼眼のシャナⅩⅩⅠ』です。

断罪のイクシード 2 -牙を剥く闇の叡智- (GA文庫)

海空 りく
出版社:SBクリエイティブ
発売日: 2011-02-15