澄守彩・著、シロウ・イラスト、講談社ラノベ文庫。
3月30日(金)読了。

マジエールの姫君との交流(?)を通して、自身の特殊な能力をしった八丁堀将太。
その原動力となった味噌に姫君達を慣れさせるという使命を帯びて、姫君達との交流は続く。
そんなある日、唐突に現れた襲撃者。
あっという間に掠われてしまった将太だったのだが、その襲撃者もマジエールの姫君で……

新キャラのリズを交えつつ、将太の能力に焦点をあててシリーズとしての布石を打った、って感じの第2巻。取りあえず、味噌じゃなくてそれが付けられた植物の方がダメなので冒頭の挿絵やらそのシーンやらにマジで吐き気を催したりしつつ、将太の能力は中々いい感じですね。あと、武一が何かに目覚め始めてますが、味噌だけでなく野菜も果物(ローディスト的な意味で)もあるのは盛り沢山なのか。
ただ、ちょっとばかり雑音が多くてリズの行動に今一感情移入できなかったのが残念。テーマがシンプルだったのはよいのですが、将太の能力かリズの物語か、というバランスが微妙だったかなぁ、とか。とは言え、黒幕っぽいのも見えてここから、ですかねぇ。

てなところで次は『ランジーン×コード tale.3 ~禁じられた記憶《ノート》~』です。

魔法使いなら味噌を喰え!2 (講談社ラノベ文庫)

澄守 彩
出版社:講談社
発売日: 2012-03-02