月見草平・著、 pun2 ・イラスト、MF文庫J。
6月20日(土)読了。

天乃翔太は何事も理屈で考え確率を検討して合理的選択を鋼鉄の現実主義者《フルメタル・リアリスト》。
それでも男子高校生。可能性は低くとも憧れの女の子に告白ぐらいはするのである。
かくして、彼は告白した、つもりだった。憧れの一片愛に。
あっさりと受け入れられ、戸惑う内に気づく。
告白した相手が、本人ではなく、妹の恋《れん》だったということに。
しかも、恋は木星人を自称する翔太が最も苦手とする人種の人間で……

現実主義者と電波少女が付き合うとどうなるのか……というような御華詩。
極端な設定で全体的にはベタな物語ではありますが、なんだか微笑ましいものがありますねぇ。メインになれそうなのに脇に追いやられてる玉穂がよいキャラでしたが、次巻以降では活躍しているのやら。積み本消化でしたが伏線が幾つか残ってたりで続きが気になります。また折りに触れてゲットして読んでみませう。

てなところでこちらの次は『掟上今日子の推薦文』です。

いもうとがかり (MF文庫J)

月見草平
出版社:メディアファクトリー
発売日: 2011-09-21