西尾維新・著、 VOFAN・イラスト、講談社。
10月2日(日)読了。

スキーのシーズン。
置手紙探偵事務所に舞い込んだ依頼は、とあるペンションでの殺人事件。
いわゆる、吹雪の山荘パターンのクローズド・サークルの殺人事件だ。
犯人は、その場にいた誰かでしかありえない。
諸事情で、至急の解決が必要となったがために最速の探偵への警察からの依頼だったのだが……

もう7冊目。いいペースで出てますな。

短編集であり、また、一日でリセットされるということである程度今日子さんのキャラが流動的なのもあって、好き勝手やってるのが大層楽しいですな。なんだかんだで本格の流れは汲みつつのミステリも心地良い。叙述トリックは、小説ならではでありますな。映像化したら成立させるのが面倒ですよねぇ。勿論、とある作品で映像化して成立させた事例は比較的記憶に新しいですが、あれはかなりの力業というか、限りなく反則に近いですしねぇ。

とまぁ、今回は定番のネタをあれこれなぞる、ミステリ的ノスタルジィに浸れる内容でありました。

さて、こっちの流れはまだ次を確保してないので近いうちに確保せねば。

掟上今日子の家計簿

[西尾 維新 VOFAN]
出版社:講談社
発売日: 2016-08-23