西尾維新・著、 VOFAN・イラスト、講談社。
２月３日（木）読了。
置手紙探偵事務所に掛かってきた一本の電話。
それは、オフで出掛けた忘却探偵、掟上今日子への身代金要求だった。
誘拐された今日子さんを救えるのは、事務所の警備員・親切守しかいない。
彼は今日子さん関係の伝を頼りながら、知恵を絞り……
久々の守視点で描かれるシリーズ第１０弾。
これまで、ちょこちょこ出てきてはクビにされては復帰していた彼の警備員としてのお仕事風景でありますな。
誘拐事件ものですが、誘拐されるのが探偵という形で、更にその探偵が忘却探偵と言うことで色々と従来の誘拐モノのルールから外れる部分があったりして、興味深い物語。また、ミスディレクションなのか真実なのか解らない今日子さんの思わせぶりな発言もあったり。
ともあれ、すっかり愛読する探偵物として定着した白髪・眼鏡の忘却探偵の物語はこれからも続けて読んで行きたいと思います。
てなところで、こっちの次は……未定なので『中二病でも恋がしたい！３』に合流。
