発売から間もない Vista ですが職業柄早くに経験積んで問い合わせに対応できるようになってないと、という義務感と生来の新しモノ好きが嵩じて、早速導入しました。
でまぁ、気づいたこととか嵌ったこととか備忘録的に書いてみたいと思います。通りすがりの誰かの役に立てるかもしれませんし。 

●小ネタ1 転ばぬ先の杖 復元ポイント

ここに書いてる内容試して OS が不安定になってりしても責任が持てないので、最初にこの説明。
すでに一回、色々試して不安定になった挙句、復元ポイントからの復旧を経験してる身としては、安定するまでは何か試す前には復元ポイントを作っておくことをお勧めします。それなら最悪 OS クラッシュしても、 Vista のインストール DVD から起動して復元ポイントからの復元を実行することで復旧の可能性があります。何か入れて起動しなくなったとかならインストール直前に戻せば先ず復旧します。

で、自分の備忘録として、手順。

・『スタートメニュー』の『コンピュータ』右クリックして表示されたメニューから『プロパティ』選択。

・表示された画面左のメニューから『システムの詳細設定』選択。

・セキュリティのダイアログが表示されるので『続行』を押下。

・表示されたダイアログで右から二番目の『システムの保護』タブ内の下方の『作成』ボタンをクリック。

です。細かくは復元ポイントの作成時にはどのドライブの復元ポイントか設定することになりますが、その辺は画面に説明が書いているのでそちらを参照してください。まぁ、基本は Windows のアイコンがついているドライブの復元ポイントを作成しておけば問題ないです。

って、他にもっとスマートな呼び出し方とかありそうですが、まだどこに何あるか覚え切れてないので覚えている手順を忘れないようにメモって意味合いもあります。

●小ネタ2 互換モードはそれなりに効果的

インストールは出来たけれど、動作が怪しいソフトは互換モードに切り替えると正常動作する可能性があります。

・ Claunch (ランチャーソフト)

が、最初は動作怪しかったのが互換モードに切り替えると正常に動作するようになりました。

具体的には、次のような現象が解消されました。

『 Claunch 』は、ページ単位にショートカットをページ単位に分類して登録できるランチャーソフト。その便利なところは、画面の端など(クリックする場所、クリックするボタン、最初に開かれるページなど細かく設定可能)をマウスでクリックすることで手軽に開いてそこからすばやくアプリを起動出来る、というところにあります。

これが、最初は起動してタスクトレイに表示まではするものの、いくら画面の端をクリックしてもメニューが開きませんでした。タスクトレイのアイコンクリックして起動すればメニュー出てきますが、それではこのランチャーの利便性が著しくそこなわれます。
そこで、互換モードにしたところ、今度は設定した場所をマウスでクリックして開くようになりました。技術的な観点で見れば Windows Vista 標準の WinFX の API と旧来の Win32 API のマウスクリックの取得方法が変わってるんでしょうね。互換モードは Win32 API を優先的に使うようなイメージなので、それで動くようになった、と。

まぁ、こういうこともあるので、動かなければ互換モードを設定してみるのも一つの手です。

設定方法は、次の通り。

該当ソフトのインストール先を開いて実行ファイル( .exe ファイル。拡張子を表示していなければエクスプローラの『種類』が『アプリケーション』のファイル)を右クリックしてプロパティを表示。

左から二つ目の『互換性』タブを選択して、一番上にある『互換モードでこのプログラムを実行する』にチェックをつけて OK を押下。

以上です。因みに、実行ファイルがどこにあるか分からない場合は、スタートメニューに表示されている該当プログラムの名前を右クリックして『プロパティ』を表示するとファイル名が表示されるのでそちらを参照してください。

●小ネタ3 インストーラの対応と動作するかは別問題

インストーラによっては Windows のバージョンを厳密に判定して、新しい OS 上では、そもそもインストーラが起動しないソフトがあります。 Vista 導入して日は浅いですが、いくつかそういうソフトに出会いました。

で、ある程度知識がないと、そこで「ああ、このソフトは Vista じゃ使えないんだ」と思ってしまいそうですが、実はそれだけで『使えない』とは断定できません。

そんなときは、小ネタ2の互換モードを使うとインストール出来る可能性があります。

CD なり DVD ドライブを右クリックして『開く』を選択してインストール CD なり DVD の中を見て、セットアッププログラム(大体 setup.exe とか start.exe とかそんな名前)を探します。

拡張子を表示していない場合は、エクスプローラの『種類』欄に『アプリケーション』と表示されているどれかなのであたりをつけましょう。

で、おもむろにそのファイルを右クリックして『プロパティ』を表示します。そして、左から二つ目の『互換性』タブを選択して、一番上にある『互換モードでこのプログラムを実行する』にチェックをつけて OK を押下。

それで、再びインストールを開始すると、今度はセットアッププログラムが起動してインストールが実行できます。セットアッププログラムが途中で別のセットアッププログラムでそこで躓く場合もありますが、そんなときは最初の手順に戻って他のフォルダにそれらしきファイルがないか探して互換性を設定します。それで、とりあえずインストーラは動くようになります。だからといって、インストールに失敗する場合もままありますが。

更に、インストールに成功したからといって動くとは限りません。ですが、インストーラが起動しないで諦めるよりは、少し前進した気がするのでちょっと達成感があります。って自己満足ですが。

それに、インストーラが起動しないけれども、こうやってインストールさえ出来れば動作するソフトも存在しました。

・ Power Directer Expert (ソースネクスト版)

が該当します。 MPEG ファイルを開いてトリミングして DivX で出力、まで出来たので大筋の動作は問題ありません。

まぁ、『 Nero 6 』やらハードディスクレコーダー AX300 付属の『 Smart Vision 』とかの一連のソフトはこの手を使ってインストールしても全然駄目でしたが。

逆に YAMAHA のシーケンスソフトの『 XG-WORKS ST 』はメーカーが対応してないと明言してしまってます。諦め悪くインストールしてみましたが、入るには入ってもさっぱり動きませんでした。当然、互換モードも駄目。

とまぁ、当たり障りないところから自分のメモの意味合いで。