内山靖二郎・著、真田茸人・イラスト、MF文庫J。
11月12日(日)、眼鏡の聖地巡礼の帰路にて読了。
ふむ、妖怪の考証なんかがなかなか面白かった今作ですが、やはりほのぼのしてていいですね。肩の力を抜いて読むことが出来ます。やっぱり、妖怪の有り様の使い方が上手くて楽しめました。『転ぶ』の概念は確かにそういうことですしね。
ただ、どうにも主人公の鈍さ加減がもどかしいです。見え見えの展開は狙ってのことでしょうがくどいというか、気づかないにもほどがあるというか。まぁ、それがMF文庫J的な構造のサンプルとしては非常によい資料となるわけですが。
取り敢えず、鯖江帰りだけに、幼なじみの瑞穂と、担任の本間先生が眼鏡なのでよしとします。

とまぁ、そんなところで次は「表紙に眼鏡娘が居る」という理由だけで購入した『ときむすび』です。