築地俊彦・著、加茂・イラスト、ファミ通文庫。
11月14日(火)読了。
ふむ、一冊完結でさらっと読めてよい感じですな。
基本的には公言されているとおり青春モノですな。
高校生の仲良しグループの中で起こるちょっとした事件が色々と発展したり繋がったりしていって最終的な真相に至る、という非常に分かりやすい構成の御華詩でした。高校生活の描写とかは、参考になる点が多々ありました。登場人物達のやりとりが自然で、高校生活の空気がよく感じられました。
ただ、最後の方の急展開は若干急過ぎた気がしないでもないです。相当にインパクトのある場面の筈なのさらっと行ってしまって少し拍子抜けしてしまいました。まぁ、読んだ後の感覚は上手い具合に中和されていてよいのですが。
あと、イラスト上は眼鏡娘を二人も装備している割にそういった描写が全く無かったのは大きなマイナスですな。

とまぁ、そんなところで、次は『マルドゥック・ヴェロシティ1』です。