成田良悟・著、エナミカツミ・イラスト、電撃文庫。
10月14日(日)読了。
獄中編の裏、シカゴで起こっていた事件の顛末。
中心となるのは、ヒューイの手駒の組織の一つ「吸血鬼≪ラミア≫」の面々ですね。
何というか、人外要素を持ってしまった彼らの視点を中心に、逆に人間のやな部分が描かれてます。
あと、名前だけは登場していたラッドの弟分でジャグジー達とも親交のあるグラハム。彼もまた、飛んでますねぇ。
彼と、クリストファーとヴィーノが戦ったらどんなに愉快な会話になるのかみてみたい気がします。つか、若干本質的な部分のキャラが被ってますねぇ(;^^)

一方で、ようやく姿を見せたあくまで客観的な存在たろうとしている情報屋の副社長も気になる存在です。いや、名前が既に気になっていたというか、もしかするともしかするのかただのミスディレクションか…… このシリーズのキーワードとセットだとオカルト知識がある程度あれば確実に連想しますが果てさて。クレオパトラに会ったことはあるんでしょうかねぇ?

とまぁ、そんなところで引き続いて大長編の最後『バッカーノ! 1934 完結編 Peter Pan In Chains 』です。