成田良悟・著、エナミカツミ・イラスト、電撃文庫。
11月14日(水)未明読了。
双子の豪華客船を見舞う惨劇、決着!
海上の密室二つで起きる事件を時間軸も絡み合わせながら、綺麗に組み上げる手練はいいですねぇ。読んでて緊張感が持続します。でも、前巻読んで恐らく三分冊だと思ってたのが二冊で終わってしまった分、ちょっと寂しいかなぁとか感じてたんですが、そこは大人の事情だった模様なので致し方ありませぬ。

今回は本当に色んな伏線が繋がる回。
そして大々的に喧伝されていた通り、中でも一際長い伏線を超えて、ラスボス(?)が遂に登場します。なるほどねぇ。この伏線は読みづらいというか論理的には読めないようになってますね。こういうの好きですねぇ、この作者。

そして、18世紀も20世紀も21世紀も全て絡んでこの事件がどういう因縁の元で起こされたのか、その辺は続刊に期待ですね。

とまぁ、やっぱりネタバレしないようにすると大して書けません(;^^)

てなところでお次は『うらにわのかみさま 虎と猫と君と僕』です。