神野オキナ・著、龍炎狼牙・イラスト、HJ文庫。
11月17日(土)未明読了。
八百万の神やら気がついたら邪神やら装置的な神やらまで出てきて神様のごった煮なシリーズ完結!
いや、結論から言えば非常によい作品でした。丁度よい分量でユウと霧人の物語はこうして綺麗に着地できたのではないでしょうか?

基本的な構図は、互いに気づかずに相争う陣営の男女が惹かれ合ってしまい…… というモノなのですが、その辺に日本的な温い神様概念が上手く解け合って心地よいところに落ち着けたなぁ、という感じです。安心して読める作品です。あ、そっか、それに通じてあっちの神様か…… というのは穿ちすぎでしょうかねぇとかなんとかいっちゃったりして。しかし、凄くいい場面で致命的な誤植が…… 脳内補完して事なきを得ましたが第二版以降は直っていることを祈ります。

とまぁ、そんなところで、次はタイトルから期待が膨らむ『S HI-NO -シノ- 支倉志乃の敗北』です。