日日日・著、大出長介・イラスト、徳間デュアル文庫。
1月5日(土)読了。
前巻で遂に<学園>を脱出し新天地へと船出したギロチンマシン中村奈々子、赤頭巾の中村奈々子、山田太郎(偽名)。
だが、三人は不慮の事故でバラバラになり、この戦乱の世で平穏な日常を維持する<王国>、<王国>の支配者の住む城、<王国>の外、恐ろしいモノが救うという獣の森に、それぞれお身を寄せることとなる。
一見平穏に見えてどこかに歪みのあるこの<王国>で彼女たちは<学園>以上の過酷な運命と出会うこととなる……

とまぁ、簡単にまとめるとこんな感じでしょうか? 『人間とロボットの稜線』というものに更に踏み込んだ内容でやっぱり哲学的というか若干難解な印象の御華詩でした。
中村奈々子達がイベントを乗り越えていくことを総じて『教育』にたとえている訳ですが、今回約一名は作中でも語られてますが相当酷いことになってます…… まぁ、流れは納得いきますがねぇ。
更に、これまで価値観の崩壊というか、そういったモノも交えつつ、世界の真実が少しずつ明かされていきます。何となくそんな雰囲気はありましたが、まだまだ秘密はありそうな感じですねぇ。

そんなところで次は『タバサの冒険2~ゼロの使い魔外伝』です。