三浦勇雄・著、屡那・イラスト、MF文庫J。
12月4日(金)未明読了。

群集列国から這う這うの体で帰りきた独立交易都市。
しかし、そこには悪夢のような光景が広がっていた。
多数の悪魔に蹂躙される守るべき町の姿に絶望に駆られるセシリー。
しかし、相棒のアリアの叱咤に目を覚まし、やはり、渦中へと飛び込んでいく……

いやぁ、もう、熱い。心地よい熱さです。その熱さが伝染していっているというか、リサもゼノビアもレジナルドも熱い。
新幹線で酒片手に読んでて酔いも吹き飛ぶ熱さでしたねぇ。こういうのはテンションがあがりまくります。なんというか、『宇宙英雄物語』の最初のイメージアルバムの解説の星海王ブラスではないですが『燃える!』としか言いようがありません。いいなぁ、こういうのは。その中で、セシリーとルークの絆も深まって、そこはほのぼのというか、そのバランスがよいですな。
御華詩としては今回で一つの大きな区切りとなって次から新展開。楽しみにしたいと思います。

てなところで、次は『三流木萌花は名担当!』です。

聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)〈7〉 (MF文庫J)

三浦 勇雄
出版社:メディアファクトリー
発売日: 2009-09-25