鎌池和馬・著、灰村キヨタカ・イラスト、電撃文庫。
4月10日(土)読了。
右方のフィアンマの企みにより、世界情勢は大きく変化した。
ロシアから学園都市への宣戦布告により、第三次世界大戦が勃発していた!
そんな戦火のロシアに、三人の少年が居た。
イギリスで眠る一人の少女を束縛から解放するために右手を握った少年。
護るべき存在の為に悪の道を進んだ超能力者の少年。
愛する少女を救うために翻弄されるままロシアの地に降りた平凡な少年。
彼らがそれぞれの道を進む中、遂に科学と魔術がぶつかりあう戦争が始まっていた……
広大なロシアという同じ舞台に集った主人公達の戦いが始まりました。
更には彼ら以外の視点も交えて各所で進行する戦争。ちょっととっちらかった感は否めないのですが、ラスト近くのワクワク感が溜まりません。何というか、ここは経過点で次が本番のようにさえ思いますね。
あと、上条さんが一種の神格化されたところがあるので、その分本当の無能力者の視点として、浜面優遇されすぎのような(;^^) 何はともあれ、早く次が読みたいと思える御華詩でした。
てなところで次は『竜王女は天に舞う2』です。