早矢塚かつや・著、下弦ひらぎ・イラスト、一迅社文庫。
1月4日(火)読了。

土方敏文は、名門九頭竜学園高等部の新入生。
彼は、突如、生徒会長久東亜衣から契約と称して口づけを受ける。
その結果、生徒会に庶務として入ることとなるのだが、そこは想像の埒外の世界。
かくして、彼は生徒会の一員として学園に現れる邪神退治に勤しむことになるのだが……

狙いすぎたタイトルが翻って清々しい、そんな御華詩。
一応、和風アレンジのクトゥルフネタではありますが、刀やらのネーミングは好みですねぇ。内容的には、ラブコメというかエロコメというか、色々割り切って好き放題のカオスでありますな。ただ、最後の方の設定に、この作者の持ち味を感じたりもしました。馬鹿馬鹿しく流していますが、こういう存在を絡めたラブコメというのは中々に興味深いものです。

てなところで次は『狂乱家族日記 拾四さつめ』です。