西尾維新・著、 VOFAN ・イラスト、講談社 BOX 。
8月21日(日)読了。

想い人であるかつてのクラスメートの兄、阿良々木暦。
撫子は、蛇の怪異に行き会ったことで彼と再会し、想いを新たにしていた。
とは言え、特に何をするでもなく。
ただただ、日常を過ごしていた。
だが、一度怪異に行き会った者は怪異に会い安くなるのが常のこと。
再び、彼女の前に怪異が……

撫子視点で語られる、物語。それは、彼女の内面を静かに残酷に詳らかにしていく解体の物語。
色々と容赦が無くていいですねぇ。また、ミステリ的な要素も面白い内容でした。なんか、『ドグラ・マグラ』を思い出したりしてましたが(;^^) これで、セカンド・シーズンの終わりが見えた感じですが、時系列がぐちゃぐちゃなので、あと2冊でどこへ落とすのか、楽しみにしたいと思います。まぁ、読めるのは恐らく冬コミ上京時でしょうねぇ。

てなところで次は『変態王子と笑わない猫。3』です。

囮物語 (講談社BOX)

西尾 維新
出版社:講談社
発売日: 2011-06-29