海空りく・著、純珪一・イラスト、GA文庫。
10月18日(火)読了。
夜の神原神社に、対峙する二つの影。
大和と静馬。
お互いに友達して絆を結んだ筈が、剣を交えざるを得ない状況となっていた。
大和は理由を語らない静馬から、力尽くで理由を聞き出そうと。
静馬は、語れない理由で大和を護ろうと。
すれ違う思いが招いた戦いはやがて……
最後に向けて、大和と静馬、護国課と”小隊”、日本と米国、様々な対立項が決着を迎えるべく戦いが繰り広げられるバトル巻でありましたな。ただ、短い尺でそれぞれの因縁を描いた為に、ちょっと大和のターンが短過ぎたように感じないでもないです。ネタバレ避けて大雑把に表現しますが、他の勢力のバトルは正直ワンパターンだったのもあって、大和のターンから気分的に盛り上がったので特にそう感じたというのもあります。まぁ、次で収めるには仕方ないようにも思いますが。
で、次でいよいよ最終巻ですな。この広げた風呂敷をどう畳むのか、楽しみにしたいと思います。
てなところで次は『優等生以上、フリョー未満な俺ら。』です。