初美陽一・著、さくらねこ・イラスト、GA文庫。
2月11日(月)読了。

クリスマスが近づいていた。
色々と野望を抱く女性陣はさておき、悠馬は仲間達とパーティーをすることを提案する。
だけど、それは、叶わない。
突如現れた、姫子の母が、強引に姫子を連れ去ってしまったのだ。
姫子の住む世界は、ここではない。
姫子の幸せは、母が観てきた世界にこそある。
強引なやり口に怒りを覚えながらも、何が姫子の幸せか、苦悩する悠馬だったが……

今回は舎妹である姫子をメインとした御華詩でありました。事件を通して、彼女がちょっと成長する物語。それにつれて、悠馬も少し感じるところもありそうで、真理亜と朱里が修羅の道を行きそうな、そんな雰囲気でもありますな。ベタな展開ではありますが、やっぱり悠馬の生き様は心地いいですねぇ。地雷を埋めまくるのが玉に瑕ですが(;^^) ともあれ、ここから動き出す仲間達の関係性がどうなるか? 朱里に頑張って欲しいところですが、姫子よりも朱里のこと考えろよとか思わなかったでもないですが、とにかく朱里も幸せになって貰いたいと思います。

てなところで次は『アリス・リローデッド~ハロー、ミスター・マグナム~』です。

優等生以上、フリョー未満な俺ら。5 (GA文庫)

初美 陽一
出版社:SBクリエイティブ
発売日: 2013-01-12