夏希のたね・著、犬洞あん・イラスト、GA文庫。
12月22日(土)読了。

大場菜市に、奇妙な噂が流れていた。
決して大きな願いではない、ちょっとした願いを叶えてくれる『ぶらなか様』。
その微妙な存在が、人々の口に上り続ければ、いずれは妖怪となる。
幾つかの事件を通してその噂を調査することになった、和樹達。
それは、とんでもない事件へと繋がっていくことを、まだ彼らは知らなかった……

主に変態な妖怪達を追う退魔師達の物語、完結!
終わって全体を振り返れば、変態としての妖怪達のバランスがよく、余り細かい事を気にせずに気軽に楽しめるシリーズでした。このラブコメは好みが別れそうですが、あとがきで言及してるとおり、ラブ『コメ』を重視すればこの結末は順当というかそれしかないとも言えますな。また、サイドストーリーとして本編とは別に展開していたターボ婆の物語は無駄にスケールでかくなりつつも綺麗に決着してましたし、構成的にはこれでよいのでしょう。
とまぁ、楽しんだのですが、亜璃沙はずっと魅了制限の変装してればよかったのに……というのが残念。

てなところで次は『神曲奏界ポリフォニカ アフタースクール2』です。

あやかしマニアックス! 5 (GA文庫)

夏希のたね
出版社:SBクリエイティブ
発売日: 2013-01-12