木野裕喜・著、 hatsuko・イラスト、このライトノベル文庫がすごい!文庫。
6月22日(土)読了。

私立栄臨学園は、画期的な教育方法で脚光を浴びていた。
この学園では、ネットワークゲーム、所謂MMORPGがカリキュラムと密接に紐付いていた。そして、卒業生達がゲームを通して磨いた力を社会で存分に発揮したことで、そのカリキュラムの有効性は世界に認められている。
だが、弊害も産まれていた。
誰もが、ゲームで高レベルになることばかり考え、それを楽しむことをしなくなっていたのだ。
そんな学園の現状に不満を感じる新藤零央は、孤立し落ちこぼれながらも、レベル上げに拘泥せずに己の道を歩んでいたのだが……

教育としてMMORPGが用いられる学園を舞台とした、落ちこぼれ少年の成り上がりストーリー、でありましょうか。学業とゲームの結合は中々興味深い。まぁ、実際学校のテストをゲーム感覚で受けてた身にはしっくりくる設定でありますな。

新シリーズ第1巻ということで、若干ご都合主義っぽいというか想像のつく王道展開な導入になっていますがではありますが、うん、やっぱり成長して成り上がっていく流れの方が最強主人公よりもずっと好ましいですな。そして、それを導く知的クールな智早先輩がよいヒロインですねぇ。本当、痴的眼鏡っ娘でありまする。うん、誤字った気がするけどだいたい合ってると思うからいい。もう少し、銀縁ハーフリム眼鏡描写が濃いとグッド。それは、今後に期待。水着回っぽいフリがありましたがそれでも眼鏡外すことはないことを祈ります。あ、水中眼鏡というのも、ありか。

ともあれ、中々面白い世界観でありますので、今後に期待してますですよ。

てなところで次は『 RAIL WARS!6 ~日本國有鉄道公安隊~ -』です。