西尾維新・著、 VOFAN ・イラスト、講談社 BOX 。
12月20日(日)読了。

新たな地で新たな生活を始めた老倉育。
今度こそは、友達を作りたい。
彼女が目を付けたのは、クラスで孤立気味の少女、忽瀬亜美子。
だが、そもそも育の後ろ向きな性格では上手くいくはずもなく……

終わった後の、後日譚とも呼べない余剰の物語。収録されているのは、老倉育、神原駿河と忍野扇、そして、阿良々木月火と斧乃木余接をメインに据えた三編。
老倉がとにかく、後ろ向きでいいですねぇ。自信満々に自信がない。それでも、変わろうとはしているというか。あと、阿良々木のことを好きすぎる。
神原と扇の話は、なんだかこれで色々腑に落ちた部分も。そういや、あの件は放り出されたままだったように思うので。
月火と余接の話は、みんな元気で何より。
総じて、阿良々木君いなくてもどうにか回っている日常とも言えますな。

てなところでこっちの次は『掟上今日子の退職願』です。

愚物語 (講談社BOX)

[西尾 維新 VOFAN]
出版社:講談社
発売日: 2015-10-06