つちせ八十八・著、憂姫はぐれ・イラスト、MF文庫J。
1月10日(日)読了。
第11回MF文庫Jライトノベル新人賞優秀賞受賞作。

夏の甲子園を観戦しながら、笹岡光太郎はざるそばの出前を注文した。
やってきたのは、スタイル抜群の少女。
だが、彼女は岡持ちを手にしていない。
不思議に思う光太郎に、少女は衝撃の事実を告げる。
彼女の名は、姫宮ざるそば。
そう、彼女自身がざるそばだというのだ……

ざるそばがざるそばしてざるそばな御華詩。なんだか色々言語感覚がおかしくなりそうですが、それをねじ伏せる突き抜けたものがありますな。全体にエヴァネタっぽいですが、とりあえず麺類にしとけばいいや、って感じの世界観もここまでやればどうでもいい。
設定の勝利というか、根底の物語はシンプルなボーイ・ミーツ・ガールなのですが、それが、ボーイ・ミーツ・ヌードルにして麺類的な物語を麺類的に纏めてしまったのは見事としかいいようがない。
取りあえず、次がどうなるのか気になるので続き出たら読みたいと思います。

てなところで次は『スクールライブ・オンライン7』です。

ざるそば(かわいい) (MF文庫J)

つちせ八十八
出版社:KADOKAWA/メディアファクトリー
発売日: 2015-12-25