西尾維新・著、 VOFAN ・イラスト、講談社 BOX 。
1月25日(月)読了。
遠い昔の物語。
あるところに、『うつくし姫』と呼ばれるそれはそれはうつくしいお姫様がおりました。
その姿は余りに美しく、更に内面も美しく、その美しさに当てられた周囲の人々は姫を称え己の醜さを嘆き喜んでその命を捧げてしまいます。
気がつけば、国の人間は全て死んでしまいました。
人に死を振りまいてしまったからこそ、誰かを救いたい。
願いを叶えるために、旅に出た姫だが、やはりその足跡は屍山血河。
そんな姫が旅路で出会ったのは、一人の吸血鬼で……
今回は、『あせろらボナペティ』『かれんオウガ』『つばさスリーピング』の三本。忍、火憐、羽川の名を冠していますが、全体を通して吸血鬼率の高い御華詩ですな。
最初の『あせろらボナペティ』の解り易いあらすじ。
吸血鬼すぐ死ぬ。
うん、なんかグダグダなようで、今に繋がるキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード誕生秘話っぽい物語でありました。
『かれんオウガ』は、火憐メインながら忍も絡んで来たりというか、火憐だからこその展開でもあり。
『つばさスリーピング』は、ページ数少ないながら、羽川の旅の顛末が語られるのは嬉しいですねぇ。あんな再会があったなんて。
てなところで次は『姉《かのじょ》と妹《カノジョ》の下着事情。2』に合流。