田尾典丈・著、ぶーた・イラスト、ガガガ文庫。
12月25日(月)読了。

クライヴも加わり、残るは希一人となった”スバル”。
貴法により希のリアルでの居場所が判明し、陽翔と咲月は早速訪れるが。
そこに待っていたのは、かつてとは違う成長した希だった。
希の説得の一方で、リユニオンでは祭が繰り広げられていた。
その最終日にはダンスパーティーがあって……

最後の一人のターンと思ったら、他のメンバーの総まとめのような御華詩でありました。なんというか、回想と現在を交錯させる構成はこれまで通りですが、貴法と希の話かと思えば、そうでもなく。ちょっと欲張って話を詰め込みすぎて散漫になってたように感じないでもない、人間関係の中〆的な物語。
どうにも、内容的にも物語構成的にも希が不憫すぎたので、救われて欲しい。きっとまた小学生の頃のように眼鏡を掛けさせればみんな幸せになれると思うんだ。続刊でそうなることを期待します。

てなところで、次は『七星のスバル5』です。

七星のスバル4 (ガガガ文庫)

田尾典丈
出版社:小学館
発売日: 2016-10-23