木野裕喜・著、雪月桂・イラスト、モンスター文庫。
1月4日(木)読了。

サキュバスであることを隠して、酒場の看板娘リーチ・ホールラインとして生きることを余儀なくされた元少年、蓬莱利一。
彼が身を寄せる『オーパブ』は領主に目を付けられており、サキュバスであることがバレればそれをダシに潰されかねない状況の中、領主が酒場に現れ……

TSの伝導のため書かれたようなシリーズ第二弾。
まぁ、そうだろうなと思った特能だったりしつつ、明確な敵が現れてそれなりのバトル展開というか、なんというか、な感じですねぇ。当人達はシリアスでも、やってることが酷いというか、大きく下ネタよりなので人は少々選ぶかもしれませんな。変態とのバトルは中々熱いものがありますが、だからこそ一番酷いのがまた、なんとも。
ただ、利一を転生させたときに担当した眼鏡のお姉さんが出てこなかったのは残念でした。
ひと段落したところで、次は別視点のようなのでそちらも引き続き楽しみにしたいと思います。

てなところで次は『落第騎士の英雄譚《キャバルリィ》12』です。