有栖川有栖・著、創元推理文庫。
8月27日(火)読了。

中井英夫の『虚無への供物』を切っ掛けに江神二郎にであった英都大学新入生の有栖川有栖は、彼が部長を務める推理小説研究会に入部することになった。
凸凹コンビの望月・織田と共にミステリ談義やらに明け暮れつつ、やがて、名探偵としての江神二郎の在り方が見えてきて……

個人的に邦人ミステリの中でも特に好きな江神さんの短編集。
昭和末期の空気が懐かしかったりしつつ、やはり、この推理小説研究会の面々は魅力的ですねぇ。日常の謎っぽいのが多いのですが、だからこそ、ですな。

あと、長編で最後と思ってたら、短編も一冊出るようでいつになるか解りませんが気長に続きを待ちたいと思います

てなところで、次は作中に出てきた『九マイルは遠すぎる』です。