澤村伊智・著、角川ホラー文庫。 11月22日(日)読了。

子供の頃、尋ねた家には幽霊がいた。
いや、それだけじゃない。
もっと恐ろしい何かがいた。
一緒にいった友達は、みんなおかしくなってしまった。
そんな家を、ずっと観察し続ける日々を過ごしたところに。
一人の女が尋ねてきた。
比嘉琴子という、女が。

怪異に見舞われる家をテーマとした作品ですが、なるほど、そういうことか、とミステリ仕立てで色々繋がっていくのがよいですねぇ。比嘉姉妹シリーズは、完全にミステリとして楽しんでますな。とはいえ、ミステリだと禁じ手もホラーだからこそ逆に推奨されているのを感じたり、色々と学ぶことも多い。
とはいえ、単純に読んでて肌に合って楽しいから最近にしては早いペースで読めましたね。
内容はネタバレ避けて周辺の感想ですが、オチは、本当、うん。

てなところで、こっちの次は『鍔鳴の太刀 中』です。