豊田巧・著、バーニア600・イラスト、Jノベルライト文庫。 12月19日(土)読了。

RJとの決着を付けた帰路。新大阪の鉄道公安室で観た放送は衝撃的なものだった。
鉄道公安機動隊によるクーデターが勃発したのだ。
國鉄の闇を暴き正す大義あるものではある。
だが、高山にはそれが正しいとは思えなかった。
迷いの中でだんだん大きくなる心の叫び。
本部長も班長も不在の中、警四はクーデター阻止に東京へと向かう

高山のOJTの一年も遂に幕! 1巻読んだのが2012/3/18だったので、シリーズとしては9年弱に及んだのですな。
銃の名手、格闘の達人、頭脳明晰な仲間の中、特に飛び抜けた力があるわけではないけれど、本人に自覚はないものの人を動かす才能を持つ高山の物語。
今までの集大成として、各所で振り返りがあったり、あの人達が出てきたり、ファンサービスも満載で、辿り着いた高山達の卒業後の進路……
そうか、そうなるかぁ……という感じで、でも、みんならしい進路に進んで、これからの活躍も観たいものですねぇ。
高山の物語は完結しましたが、ここから外伝的な展開はあるようなので、そちらも楽しみにしたいと思います。

てなところで、次は『扇物語』です。