西尾維新・著、VOFAN・イラスト、講談社。
5月14日(金)読了。

今日も今日とて冤罪で捕まっていた隠館厄介。
「探偵を呼ばせてください!」とお決まりのコースで呼ぶのは最速の探偵、掟上今日子。
なぜなら、彼が捕まった容疑は爆弾魔。
しかも、九時間後に次の爆破予告もされていて……

タイムリミットのある忘却探偵がタイムリミットのある事件に挑むという感じですが、いやはや、事件のネタばれはダメゼッタイ! ですが、ミステリらしい感じでよいですねぇ。どこか流水的なものを感じたりもしつつ、好みの物語でありました。忘却探偵シリーズは毎度趣向を変えているのがよいですな。同じ服を着ないのはそういうメタファなのかと十冊以上読んで思ってみたり。

さて、次こそは五線譜……あれ?

てなところでこちらの次は『掟上今日子の鑑札票』です。