麻耶雄嵩・著、講談社ノベルス。
12月8日(水)読了。

珍しく入院したというメルカトル鮎。
美袋は心配しているのか面白がっているのか。
彼を誘われていた知人の別荘へと誘う。
そこでも、どうにも普段とは違い冴えないメルカトル鮎。
だが銘探偵が訪れたのだ。
恐らくは、何かが起こるのだろう……

『名探偵』ならぬ『銘探偵』メルカトル鮎の短編集。
アンチミステリ的な探偵というか、『翼ある闇』での活躍がアレですからね。
性格の悪い探偵の活躍はこれで面白いですな。
まぁ、麻耶雄嵩作品の名探偵の方は名探偵の方でアレですし。   と、ネタばれは避けて内容に言及しませんが、ちょっと捻ったミステリ短編集でありました。
『夏と冬の奏鳴曲』の改訂版も機会があれば読みたいところ。

てなところで、次は『12歳のロボット ぼくとエマの希望の旅』です。