高橋弥七郎・著、いとうのいぢ・イラスト、電撃文庫。
9月15日(金)未明、読了。
いやはや、間に一冊外伝的な話を挟んでの本編ですが、その辺も考えた構成になってるのがいいですねぇ。相変わらずの登場人物達の心理描写の巧みさは美事です。
非常に重大な事態というか、確かに悠二が動くための必要条件が満たされた状況で、次のステップへ向かうそれぞれの少年少女の心の動きが見られたのが嬉しいです。それはまた、成長であり、挫折であり。
まぁ、相手勢力の動きも目が離せませんが、それよりも、吉田一美の進路が非常に気になります。このままだと、●●●●●●●(ネタバレに付伏せ字)って可能性もあるのか…… とかトンデモ予想をしてみたり。
あと、物語を彩るイラストも、カラーページが多くて嬉しい限り。挿絵の方もサービスカットあったり。本当に贅沢な内容でした。

と、満喫した後は「嘘つきは妹にしておく」です。